第三次世界大戦は始まっている
更新日:1月10日
「2020-2022年にかけて3年間に渡る大戦が世界中で起こされ、その犠牲者数は先の第二次世界大戦に次ぐものだった。これを第三次世界大戦と呼ぶ。」
そんな文章が将来の教科書に載るのは何年後だろうか。「戦争」という呼び方はしないとしても、今回の日本人の大量死が「薬害事件」として社会の教科書に載る日が来るだろうか。
暗い話だが、今知っておかないと今年さらに被害が広がる恐れがあるのでぜひ読んでもらいたい。私は狂った反ワクでなければ接種者に恐怖を煽りたい訳でもない。ただ現実として起きている事が異常事態であるから周知したいのだ。そして気付いた人たちから、家族や友人の命を救うよう発信・行動して欲しい。
我が国日本において、あまり報道されていないが、2021年には67,054人、2022年には82,794人(10月時点)の超過死亡が記録された。最近、超過死亡という言葉がネットニュースにも少し顔を出すようになってきた。超過死亡とは例年の傾向から本来想定される死者数を上回った死者数だ。日本の人口動態統計から複雑な計算式で算出される数で、私自身も計算自体は理解していないが、下線部の理解で間違っていないだろう。日本は高齢化で毎年死者数が増加の傾向がある(図1a)。しかしその傾向から外れて2021, 2022年は死者数が激増してしまったのだ。その、例年の傾向との差、つまり超過死亡が2021年に東日本大震災を抜き戦後最大となり、2022年は2021年のさらに2倍近くを記録し、戦後最大を塗り替えた。

図1a. 日本の死亡者数の推移。参照:The Liberty Web. https://the-liberty.com/article/20166/

図1b. 戦後の死亡増加数(前年比)上位10年
図1bは戦後から2021年までで、超過死亡が多かった上位10年を示している。2011年、東日本大震災は戦後最大の災害だったことが、超過死亡を見てもわかる。しかしそれを優に超えてしまったのが2021年だ。そして2022年はそれをさらに超え、1~10月だけでも93,853人を記録した。
では、超過死亡の原因は何か。テレビのコメンテーターやギャラを貰っている医者によく見られる指摘が、1. コロナによる死亡 2. 医療逼迫による死者数の増加 3. 自殺者の増加だ。しかし厚労省のデータから、そのいずれの可能性も否定されてしまう。順に説明したい。
本題
1. コロナ死は超過死亡の主な原因ではない。
まず超過死亡が何に起因しているか探るためには、年間ではなく月別、日別で追っていく必要がある。図2は、2019年から2022年の超過死亡を月別に追ったグラフだ。先に述べたように2021年と2022年の超過死亡が他の年を大きく上回っていることが明白だ。そういえば、コロナが流行したのは2020年ではなかったのか?東京オリンピックも中止になり医療逼迫が騒がれ、学級閉鎖、経済も停止。多くの人々がコロナに怯えていた2020年は、実は死者数が11年ぶりに減少に転じた珍しい年だった。詳しくは述べないが、コロナがある意味多くの命を救ったのが2020年だったのだ。
そんな2020年とは裏腹に2022年は死者数激増が2-3月、そして7-10月に起きている。果たして超過死亡が増えたこの期間に、コロナ陽性の死者数も増えていたのか。図3で確認したい。

図2. 超過死亡の年別比較。参照:藤江成光さんが厚労省のデータを基に作成。動画→https://youtube.com/watch?v=AJMl8wH3jn0&si=EnSIkaIECMiOmarE

図3. 東京都のコロナ陽性の死者数。*一年を通して見られるのが東京都のグラフだったため東京都のデータを使う(全国のグラフも同じ傾向を示している)。
図2と図3を見比べる。確かに、超過死亡の多かった2022年1-2月にかけて、コロナ陽性の死者数も波のピークを迎えている。第何波かはもう忘れたが。しかし2022年10月はどうか。超過死亡は7月から激増し10月までその勢いを止めないのに対し、コロナ陽性者で亡くなる数は少なく、波の底である。しかも人口一千万の東京都でも1日あたりの死者数は0-5人ほどだ。それがなぜ1ヶ月で1万人以上の超過死亡を生み出してしまうのか説明できない。つまり、「2022年の10月に、コロナ陽性の死亡者数が少なかったのにも関わらず、超過死亡が多い」、この事実によって、「超過死亡激増はコロナ死による」説は否定された。詳しくはこの動画でダディの学び舎さんが解説している。https://youtube.com/watch?v=xfNHLI1pT60&si=EnSIkaIECMiOmarE
超過死亡におけるコロナ死を色分けした、分かりやすいグラフがあったので載せておく。ここで注意だが、参考元のサイトでも解説されているように、"コロナ死"は"死亡時にPCRで陽性だった人全ての数" であることを考慮しなければならない。つまり、交通事故でも自殺でも癌でも死亡時にPCR検査が陽性なら、コロナ死として水増しカウントされているのだ。これは陰謀論でも何でもなく、2020年当初から厚労省から全国の医者に通達が送られている事実であり、世界中のほとんどの国が水増しカウントを行なっていた。それでもなお、コロナ死の3倍強が、コロナ以外を死因として亡くなっている事がグラフから分かる。

参照:The Liberty Web. https://the-liberty.com/article/20166/
2. 医療逼迫してない月も死者数が激増している。
次に、コロナが直接の死因でなくても、医療逼迫によって治療を受けられない患者が命を落としてしまうことが原因で超過死亡が増えているのではないか、という説もよく耳にする。はたしてそうなのか。
人工呼吸ベッドの使用率のデータを交えて話すが、それがなぜ、医療逼迫の参考になるかという理由は日本集中医療医学会が次のように述べている。

参照:日本集中医療医学会。https://www.jsicm.org/covid-19/intensivist.html

図4. 全国の人工呼吸可能ベッド数と実施ベッド数 参照:千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学。https://covid19-jp.net
つまり、もしコロナ患者によって医療逼迫が起こっていたなら、重症者数が多い→人工呼吸ベッドの使用率が高い、が成り立っている必要がある。
図4を見てもらいたい。2022年の2-3月、確かに人工呼吸実施ベッド数は小さな波のピークを迎えているが、ピーク時(2022年2月24日)でもベッド使用率は18%に過ぎず、問題の10月のベッド使用率はたったの4%である。残りの96%のベッドが空きの状態で医療逼迫が起きていたなんて言えるのか。そういえば、コロナが2類感染症に指定されたせいで町医者が診察できず全国の9割の病院はガラガラだった。またコロナ指定病院はコロナ病床を水増しし国から補助金を騙し取っていたことも以前ニュースになった。そういうことから考えても、コロナで医療逼迫という説は現実的でない。

参照:https://www.asahi.com/articles/ASQC744N4QC2UTIL00W.html
3. 自殺者の増加も主な原因ではない。
コロナの間違った感染、経済対策で多くの人が自ら命を絶ってしまった。日本の自殺者数は2009年以降減少傾向だったにも関わらず、2020年は前年比で750人増えてしまった。政府が750人を殺した、という表現も決して間違ってはいないだろう。特に若者は、コロナで亡くなるより、自殺の増加数(2019年→2020年)の方が何倍も多かったのだ。しかも若い女性の自殺が激増したのだから非常に悲しい。
そんな自殺者数だが、まず縦軸から分かるように桁数が小さいため、万人単位の超過死亡にはあまり影響を与えてないことは想像できる。その上、2021年(黄)と2022年(赤)の2-3月, 7-10月を比較してもほとんど差はない。つまり自殺は超過死亡の激増の原因ではない。

ここまで、日本が戦後最大の超過死亡という危機を迎えていること、そしてその主な原因がコロナ死、医療逼迫、自殺のいずれでもないことを述べてきた。最近はコロナ後遺症によって免疫力が下がり….なんて話も聞くが、どうしてそこまでコロナにこじ付けたがるのか。コロナが流行った2020年には死者数が減り、2021年から激増。何かおかしくないか。思い出してほしい。2021年4月から始まったアレに可能性はないのか。健康な1億人が身体に異物を入れたのだ。今回は深く言及しない。そこは、この記事を読んでくれた人が各自で調べ、自分で納得するべき事だと思う。メディアや社会はこの議論を避ける傾向があるが、私達はあの16万人のためにも目を瞑ってはいけない。参考資料として、私が厚労省のデータを基に2021年8月に作成したグラフを最後に載せる。これを作ったとき、将来どうなってしまうか心配だった。そして残念ながら、その悪い予感を上回る事態が起きているのが今である。




図5. 2021年死者数増加と一致するワクチン接種開始
死者数は2021年4月から例年の傾向から外れて増加し始めた。4月は1回目のワクチン接種が始まった月である。

おまけ資料
広島原爆より多くの日本人の命がこの2年間で失われた。そして今も現在進行形でこの超過死亡問題は起きている。全人口の800人に1人が、例年ではあり得ない何らかの理由によって亡くなっているのだ。今の日本でこれほどの重大な問題はないと確信している。他人事と目を瞑らず、しっかりと向き合って調べてほしい。
私は亡くなった16万人を弔い祀るために神社を建てたい。神社建立に詳しい人、また知り合いにそのような方がいればご連絡をください。
2023年1月8日 杉尾亮介