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ドイツ流 メーデーハイキング!


 

5月1日はメーデーだった。メーデーとは何か。 以下、日本労働組合総連合会サイトから引用。https://www.jtuc-rengo.or.jp/column/column018.html


 「メーデーは、英語で書くと“May Day”。ヨーロッパでは「夏の訪れを祝う日」として古くから祝日とされてきましたが、始まりは1886年の5月1日、アメリカのシカゴで、1日12~14時間勤務が当たり前だった労働環境の改善を求めて労働者がゼネラルストライキ(全国的な規模で行われる労働争議)を起こし、8時間労働の実現を要求したことに由来します。

 以降、労働者たちが集まり、権利を主張する日として、ヨーロッパをはじめ各地に広がったのがメーデーです。今では5月1日を「労働者の祭典」として祝日とする国も多く、世界中で労働者たちのイベントやデモ行進などが行われています。」


 ドイツには一風変わったメーデーの習慣がある。それは、ビールを積んだ台車を引きながらハイキングをすること!さすがビール大国ドイツ.....

 昼に集合しWelcome Drinkを飲んでからスタート。大学の近くに森があり綺麗なハイキングコースを楽しく歩く。途中でフランキーボールという飲みゲームもした。新緑と鳥の鳴き声がとても綺麗。僕は最後の一番急なところで台車を引いたが、結構重い。瓶ビールが80本くらい積んであるからね。

 1時間ほど歩いて丘に到着。

 Stuttgartの街が一望できる綺麗な丘。かつて第二次世界大戦時の瓦礫などがここに運ばれ、戦争の祈念地となっているらしい。戦争の話になると僕はよくドイツ人に聞く。「ドイツに戦没者を祀る場所はある?日本には靖国神社という場所があるけど」しかし残念なことにドイツにはそのような場所はないようだ。敗戦国の自虐教育はドイツも相当強いみたいだ。どのような戦争であれ、祖国のために戦った先祖を敬えないのはとても悲しい。このとき話してくれたドイツ人は、ナチスのことは”They”と呼び、ガソリンエンジンの発明者ベンツなどの偉人は”We”と呼ぶようにしてるらしい。気持ちは分かる。その点、日本は主語が省略され、誰が犯した過ちなのかうやむやな表現になってしまう。

 別の学生グループもしっかり台車を引いてきていた。他にもビールの台車を引っ張ってきた家族もいた。ビール愛がすごい!


 このイベントはStuttgartの学生団体が用意してくれた。ドイツは学生同士で人を集めて、イベント開いたり、クラブ作ったり、行動力が凄まじいと感る。特に留学生の自分にとっては友達を作れる貴重な機会なのでありがたい!

 綺麗な景色を眺めながら、ドイツパンとビールを飲んで大学寮へ帰宅。夜はBBQをした。ビールを飲んで肉を食べて、これまた楽しかった!翌朝風邪を引きプレゼンを欠席しましたとさ......Prost!



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